高齢化が進む中、健康寿命の延伸は個々の生活の質を高め、社会全体の持続可能性にも貢献する重要な課題です。 わたしたちは、Knee Smile ひざの健康推進プロジェクトを通じ人々の健康寿命の延伸に向けた様々な取り組みを行っています。

「Knee Smile ひざの健康推進プロジェクト」とは

ひざの痛みは、日常生活や仕事の効率の低下、趣味やスポーツを楽しめなくなるなど私たちの日常に様々な影響を与えます。 アクティブで豊かな人生を過ごすためには、ひざを健康に保つことが重要です。

ひざの健康の重要性をもっと多くの人に伝えたい・・・

Knee Smile ひざの健康推進プロジェクトは、そんな思いを共有する企業が連携し、 だれもが長く元気に活躍できる社会の実現を目指すプロジェクトです。

共催企業:AUSPICIOUS、SIGMAX、TEIJIN

活動内容

ひざの健康に関する

  1. ⑴企業の社員や団体職員の健康維持と増進及び仕事と治療の両立支援の取り組みの推進
  2. ⑵セミナーやシンポジウム、その他イベント実施による啓発
  3. ⑶WEBを活用した情報発信
  4. ⑷医療・保健の専門家に対する専門知識の啓発
  5. ⑸ひざの健康に関する調査・研究
  6. ⑹アドバイザリー会議の実施
  7. ⑺大学・研究機関・中央省庁・自治体・学会等との連携
ひざの健康推進プロジェクト → 活動性・生産性の向上 → 健康で笑顔の溢れる社会の実現
ひざの健康推進プロジェクト「knee smile」のロゴを中心に、4つの活動領域(一般市民への啓発、医療従事者への情報提供、企業との連携、関係機関・団体との連携)を示す図

ひざの痛みの原因「変形性膝関節症」

変形性膝関節症は、ひざの軟骨がすり減ることで、ひざに痛みが生じる病気で、症状が進行した場合には強い痛みを感じますが、初期の段階では、時間の経過とともに腫れが引いたり、痛みが消失したりする場合があるため、受診のタイミングを逃してしまいがちです。日本国内の有病者は、40歳以上の2人に1人、推計で2,530万人にも上ります。そのうち痛みなどの症状がある患者さんが約800万人いるといわれています*。
一度進行してしまうと元に戻すことが難しいため、できるだけ早い段階で適切な診断・治療を行うことが非常に大切です。
*大森豪、"変形性関節症の疫学研究-病態の自然経過と発症進行因子-"、日本整形外科学会誌、93:508-518(2019)

ひざ関節の変化を示す図:健康な状態から初期・中期・末期の変化(軟骨のすり減り、滑膜の炎症、骨棘、骨の接触による痛み)までを段階的に解説